あなたはこんな風に感じたことはないですか。
- 特別に贅沢した覚えはないんだけど、なぜかお金がない
- 普通に暮らしているだけなのに、なぜかお金が貯まらない
- 欲しいものを結構我慢してるんだけど、なぜか生活が楽にならない
いくつあてはまりましたか。
ひょっとしたら、すべてあてはまった人もいるかもしれません。
実は、先ほどの項目は私自身が思っていたことでした。
だからかもしれませんが、その原因をずっと考えていました。
そして、ついにその答えを見つけてしまったかもしれません。
今回の記事では以下のことがわかります。
結論:お金が貯まらない理由は3つ!平均と真ん中は違う?!
結論からいうと、原因は3つあります。
- 平均を目指すから
- あるだけ使ってしまうから
- 他の人のマネをしてしまうから
これらはいわゆる「マインドセット(先入観的に自己の中に形成されている価値観)」に属するようなことです。
ですので、ここから抜け出すためにはどうしても取捨選択が必要になってきます。
そのためのヒントが提供でき、誰かの参考になることを願っています。
平均を目指すから:平均と真ん中は違う?!
何かの決断や選択をするときに、多くの人が「平均」を知りたがります。
その「平均」をもとに行動を決めていくのです。
その気持ちはわかります。
私も「平均」についてはよく調べます。
ただ、その「平均」を目指して暮らしていくと、多くの人がうまくいかないのです。
これが何故なのかは「平均」について知ると理解できます。
「平均」とは
具体的に数字で考えてみましょう。
「10、7、4、3」という4つの数字があって、その平均を求める場合は以下の式になります。
ここで注目してもらいたいのが、この求められた平均の「6」という数字です。
気づきませんか。
どういうことかを、次に伝えていきます。
「平均」は幻想みたいなもの
先ほどの数字の単位を「百万円」で換算してみると、実は年収を表していました。
年収「1,000万円/700万円/400万円/300万円」の平均が年収600万円なのです。
※もちろん、本当の年収の平均の計算ではそれぞれの階級の「人数(度数)」も考慮に入れる必要があります。
平均年収は全体で約440万円(正規雇用に限定するとなんと約500万円)です。
「誰がそんなにもらっているんだ」という怒りの声が聞こえてきそうですが、それはあながち的外れではない意見なのです。
それもそのはず、中央値では約350万円程度といわれているのですから。
今回の年収の例でいうと、「平均」は一部の高所得者によって引き上げられていたのです。
一説によると、「約6割の人たちが平均金額以下」とも言われています。
つまり、平均はあくまで「目安」程度に捉えることが重要だとわかります。
実際に、「真ん中」は350万円なのに、「平均」は440万円(正規雇用限定だと500万円)。
ここですでに、年間約100万円の「認識のズレ」が生じているのです。
これが「普通(真ん中)の人が平均的な暮らしを目指すとお金が貯まらない」理由です。
もちろん、「真ん中の人」だからといって、何もかも諦める必要はありません。
「真ん中の人」がお金を貯めるためには、取捨選択が必要なだけです。
そのために、絶対に辞めなければならないことを次に確認していきます。
あるだけ使ってしまうから
絶対に辞めなければならないことは「残高がある限り使ってしまうこと」です。
これは、私の若いころの考え方です。
「まだ〇万円あるからこれは買える」といった考えで生きていました。
その結果、どうなったかというと以下の通りです。
- 当然、残高はほぼゼロ円
- 先取りをするようになる
やはり、「無計画な行動」ではお金に余裕は生まれません。
「お金に余裕がなければ、行動も変わらない」ことは身をもって体験したのでわかります。
ただ、いきなり全てを変えるのは大変だと思います。
まずは、実際に私も実践した「【初心者のための】赤字家計の見直しの仕方:3つのまとめるの実践」を参考にしてみてください。
やれるところから、一歩を踏み出してみましょう。
その一歩からまちがいなく未来が変わります。
3つ目は一番よくあるパターンかもしれません。
他の人のマネをしてしまうから
「〇〇さんは△△買ったらしいよ」などの、〇〇さん情報に自分の選択決定を左右されてしまうことって意外と多いのではないでしょうか。
- よく知っている人がやっていること
- 自分と同じような人がしていること
は自分もしたくなるのはよくわかります。
ただ、それをやり続けただけで「お金が貯まらない」道をまっしぐらに突き進むことになってしまうので注意が必要です。
なぜ、「生活レベルが同じくらいの人をマネすること」でお金が貯まらなくなるのでしょうか。
〇〇さん家とは家計構造が違う
そもそも、
- 収入が同じような
- 家族構成が同じような
家計であっても、あなたと全く同じ家計構造ではないのです。
家計構造を単純にデフォルメして確認していきます。
- Aさん:住居費9万 食費5万 その他3万 貯蓄3万
- Bさん:住居費8万 食費8万 その他4万 貯蓄0万
- Cさん:住居費7万 食費6万 その他3万 貯蓄4万
合計は全員20万円です。
ただ、住居費をAさん・食費をBさんのマネをして、Cさん並みの貯蓄をしたいと考えると以下のようになります。
- あなた:住居費9万 食費8万 貯蓄4万
お気づきの人もいるかもしれませんが、この時点ですでに合計が21万円となり家計が破綻しています。
つまりこういうことが見えてくるのです。
こういった家計構造を知らずに「Aさんうらやましいなぁ」「Aさんができるのなら自分も…」と表面だけ見てマネをしていないですか。
何を優先して、何を我慢するのかは「投資の前に「人生設計」作成を」を参考に。
まとめ
いかがだったでしょうか。
▽平均値はあくまで目安程度に:まずは、情報や数字に騙されないことが大事です。
データの処理方法やその特徴をつかむことで、「それ」を読み解くことができます(これをリテラシーといいます)。
平均年収から知った「約100万円の認識のずれ」を解消して平均を目指さない計画を立てましょう。
▽「あるだけ使う」「誰かのマネ」をやめること:一度立ち止まって振り返ることが大事です。
「自分のための計画」を立てて、それを実践していくことで「自分ならではの幸せ」を築きましょう。
誰かのお金に困らない未来への、何かの助けになっていれば幸いです。