サラリーマンをしていると、「こんな会社辞めてやる!」と思ったことは1回や2回では済まないのでは。
何を隠そう、この私も「こんな会社辞めてやる!」と考えていたうちのひとりです。
ただ、そうはいっても「辞めてやる!」と思った全員が会社を辞めているかというと、我慢して仕事を続けている人の方が多いのも事実。
精神的に軽い状態であれば、そのまま問題ないのですが、状態が悪化していくと最終的には精神的に追い込まれてしまう場合もあるので注意が必要です。
特に、まじめなタイプの人が「退職できないまま、精神的に追い詰められてしまうこと」が多いようです。
実際に私は20~30歳の頃、労働条件や上司のあまりのブラックさに我慢できず、本気で辞めようと考えていました。
そのときに「辞め方」についていろいろ調べたのが心の拠り所(最後の武器)になっていました(結果的にはその上司の転勤が決まり、状況が改善されたのですが)。
精神的に追い込まれ始めても「どういう選択肢があるのか」を知るだけで、私の場合は気持ち的に楽になりました。
辞めてはいけない会社・仕事というものはない!
大前提として、あなたには「会社・仕事を辞める権利」があります。
会社にはあなたのその権利をはく奪する権利はありません。
辞めてはいけない会社・仕事というものはありません。
その会社で「働く」ということも、「辞める」ということも、あなたは自由に選んでよいのです。
これを知るだけでも、精神的に楽になる人がいるかもしれませんね。
という人も、もちろんいると思います。
特に「まじめなタイプ」の人に多くみられるようです。
ですので、この先ではそれぞれの「辞めると言い出しにくい理由」ごとに対処法を紹介していきます。
会社・仕事を辞めたいのになかなか言い出せない理由とその対処法
会社・仕事を辞めたいのになかなか言い出せない理由はいくつかあると思います。
例えば
- 上司に引きとめられそう(怒られそう)だから
- 辞めたら職場・仲間に迷惑を掛けそうだから
- いろいろと疲れてしまったので何も考えたくないから
などです。
それぞれの理由ごとに対処法を確認していきましょう。
上司に引きとめられそう(怒られそう)だから
上司に引きとめられると面倒だから、「辞める」と言い出しにくいパターンです。
正直な話、上司は一度は引きとめてくると思います。
会社によっては、そのようなマニュアルを用意しているところもあると聞きます。
まずは、「一度は引きとめられるものだ」程度に思っておきましょう。
【対処法】
もう一度、機会を改めて退職意思を伝える。
と思う人がいるかもしれません。
上司が引きとめてくる理由の多くは、「できればそのまま働いてくれた方が上司としては楽だから」です。
つまり、上司(会社側)の論理。
また、いきなり「辞めたい」と言い出すと上司に怒られるのでは、という心配をする人もいるかもしれません。
部下から「辞めたい」と言われて怒る上司は「自分自身の評価」しか気にしていないのだと思われます。
つまり、これも上司側の論理。
そんなことに気を遣う必要はありません。
【対処法】
上司には直接伝えずに辞める。
もし、「退職意思を伝えたら怒られるかも」と感じるような上司ならば、上司に直接伝えずに辞める方法というのもあります。
詳しくはあとで説明しますが、
- 内容証明郵便での退職届の提出
- 退職代行サービスの利用
などです。
辞めたら職場・仲間に迷惑を掛けそうだから
自分が辞めたら周りに迷惑を掛けそうだから、「辞める」と言い出しにくいパターンです。
比較的職場環境が良い場合に感じることが多いようです。
しかし、周りを気にしすぎていてはそのままズルズルと時間だけが経ってしまいます。
【対処法】
- 辞める時期として繁忙期を避ける
- 辞めるまでの期間に余裕を持つ
- 仕事の引き継ぎを一生懸命行う
のちのちの(自分がいなくなった後の)職場・仲間のことを考えた行動をとることで、最低限の責務を果たしてから離職することをお勧めします。
そうすることで、仲間も会社もあなたが抜けた穴をカバーする方法を考える猶予を得ることができます。
いろいろと疲れてしまったので何も考えたくないから
もう職場のことを何も考えたくないから、何も言い出せないパターンです。
今すぐ退職した方がよいと思われる状況です。
世の中には、その職場しかないわけではありません。
実際、世の中にはたくさんの会社・仕事があります。
ですので、心や体を壊してまでその会社・仕事に尽くす必要はない、と私は考えています。
すぐに退職手続きをしましょう。
【対処法】
第三者(身内、友人知人)に協力してもらい、以下の方法で退職手続きを行いましょう。
- 内容証明郵便での退職届の提出
- 退職代行サービスの利用
会社・仕事をスムーズに辞める方法
多くの人が「できれば会社・仕事はスムーズに辞めたい」と考えています。
ただ、心と体に「余裕がある」場合と、「余裕がない」場合とでは、スムーズの意味が変わってきます。
前者は「波風立てずに辞める」という意味であるのに対し、後者は「波風立てたとしてもいいから辞める」という意味になります。
心と体に「余裕がある」場合のスムーズな辞め方
もし、心と体に余裕があるのなら、退職のマナーを守っていくことで、スムーズに辞めることができます。
退職マナーとは、先にも述べましたが、
- 最低でも1か月前に(余裕をもって)退職意思を伝える
- 会社の繁忙期はできるだけ避ける
という2点です。
これらを守っていくことで、「最低限の(義務的な)ことは行えた」という意味で円満に退職できるでしょう。
心と体に「余裕がない」場合のスムーズな辞め方
もし、心と体に余裕が「ない」のなら、退職のマナーなどは気にしている場合ではありません。
言葉を選ばずに言うならば、「一刻も早く辞めましょう」ということです。
ただ、そのような状態では、自分ひとりで問題解決をするのはなかなか困難かもしれません。
昔であれば、第三者(身内、友人知人)に協力してもらい、
- 会社に連絡してもらう
- 内容証明郵便で退職届を会社に送る
くらいしかなかったのですが、現代ではとても便利なサービスが生まれています。
それが、「退職代行サービス」です。
退職代行サービスとは
退職代行サービスとは、文字通りあなたの「退職」を「代」わりに「行」なってくれるサービスのことです。
TVのCMなどで、その存在自体は知っている人も多いのではないでしょうか。
もしあなたが、退職するかどうかで悩んでいて、そのことで疲弊しているのであれば活用しない手はないサービスです。
使ってみると、正直その悩んでいた時間がもったいなく感じるでしょう。
「一般的な」退職代行サービス V.S. 退職代行ガーディアン
世の中の流れを受けてか、退職代行サービスを提供する業者の数が急増しています。
ですので、業者選びが1つのポイントになりそうです。
今回、私が勧めたいのが「【退職代行ガーディアン】 」です。
その理由が3つあります。
- 法人格を有する合同労働組合、という点
- 365日、全国対応、LINEで相談可能という点
- 料金が一律である、という点
(「退職代行ガーディアン」の詳細は、このリンクからご確認ください)
ここだけの話、私が「会社を辞めたい」と思っていた時代にこのサービスがあれば、間違いなく利用していたと思う内容です。
誰かのお金で損をしないためのお役に立てていれば幸いです。