「SBIネオモバイル証券」を知っていますか。
「Tポイントを使って株が買える」が売り文句の証券会社です。
その手軽さもあるからなのか、サービス利用者数がぐんぐん増えているのです。
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)とSBI証券が立ち上げた「SBIネオモバイル証券」は、2019年4月のサービス開始から11カ月余りで30万口座を突破。その後も順調に利用者数を伸ばし、5月末時点で34万7000口座に達した。
(引用:日経新聞「少額投資できるスマホ証券 斬新なサービス初心者つかむ」)
コロナショックの約3か月の間に、4万7000口座も増えていて驚きました!
ただ、あなたが知りたいのは次の1点ではないでしょうか。
ですので今回、私は実際に「SBIネオモバイル証券(以下、ネオモバと省略)」で口座開設をし、取引を開始することにしました。
その経験を活かし、サービス利用者目線でこの記事を書いています。
- この記事を読めば、「ネオモバがどのような人に向いているのか」や「ネオモバの特長」を知ることができます。
- これから投資を始めてみようと思っている人、既に外国株式などの資産運用を始めている人にもおすすめの記事です。
結論:ネオモバは投資初心者(未経験者)におすすめ!経験者にもメリットがあり!
(本記事内の画像の出典元:SBIネオモバイル証券公式HP)
最初に結論を言ってしまうと、ネオモバは投資初心者(未経験者)におすすめです。
そして、実際にサービスを利用してみると、投資経験者にも十分おすすめできる、と思いました。
要は、「サービス内容をしっかりと理解して利用できるかどうか」だと感じたんですね。
ですので、まずは投資初心者(未経験者)におすすめな理由をお伝えしていきます。
ネオモバが投資初心者(未経験者)におすすめな理由
投資初心者(未経験者)にこのように尋ねると、ほぼすべての人が「Yes!」と答えるのですが、実際はほとんどの人が始めることなく終わります。
ぶっちゃけ、資産(お金)が増えるだけなら嬉しいですよね。
でも、多くの投資初心者は、減る場合を想像して「やっぱりやめておこう」となってしまうのです。
その気持ちはすごくわかるんですよね。
私もつみたてNISAを実際に始めるまでに1年くらいかかったので(長っ!!)。
ただ、他の証券会社とは異なり、ネオモバなら「少額からの投資が可能」。
しかも、Tポイントだけを使うなら、手出しゼロでも投資を始められるのです。
そして、仮に資産が減ってしまったとしても、金額が小さければ心理的ダメージは少なくて済みます。
このあたりが、ネオモバが投資初心者に向いていると私が思う点です。
そして、私のような駆け出し投資経験者にもおすすめです(というか、そうでなければ私は始めていません(笑))。
とはいえ、投資経験者全員に向いているかというと、流石にそうとは言えません。
ですので、この先のメリット・デメリットを読んで判断してもらえれば幸いです。
ネオモバのメリット(長所)
ネオモバのメリットは、(公式サイトによれば)以下の3点。
- Tポイントを用いて株が買える
- 1株単位で株が買える
- 毎月200PのTポイントがもらえる(※期間固定ポイント)
それに加えて、もう2点。
4. 月220円(税込)のサービス利用料で、取引放題(※月間取引額が50万円未満)
5. 配当金をもらえる
この先で、それぞれ見ていきますが、スマホだけで「口座開設から株の購入まで」が完結できるのもメリットだと私は感じました。
Tポイントを用いて株が買える
やはり、Tポイントを使って株が買えるのは、インパクト大!ですよね。
実際に、「初取引はTポイントだけで行った」という人が、約7割というデータも。
人によっては、Tポイントめっちゃ貯まっています、っていう人もいるだろうし。
残念なことに大してポイントが貯まっていなかった私は、「ネオモバを始めよう」と思ってからTカードを持ち歩くようになりました。
ドラッグストアなどでも、レジでマークを見つけたら必ずTカードを出すように。
それだけで、ポイントが貯まりましたし、それを今回株の購入に使えたので嬉しかったです。
その結果、現金を少し足すだけで「三菱UFJフィナンシャルグループ」の株式を「3株」買うことができたのです。
少なくとも、Tポイントだけで株が買えるということは、投資初心者にとっての「追い風」になることは間違いないですね。
☆1株単位で株が買える
日本では、基本的に「単元株」といって、購入できる株式の単位が「100株単位」になっています。
つまり、額面(新聞の株価一覧などのアレのことです)が2,000円であったとしても、2,000円の資金だけでは買うことができません。
2,000円×100株の20万円が必要となるのです。
投資初心者がしり込みするくらいの、まぁまぁな金額ですよね。
みんながよく知っている任天堂は額面が約50,000円なので、普通に買おうと思ったら500万円が必要!なのです。
しがし、ネオモバなら「S株(単元未満株)」といって、1株単位で株を買うことができます。
「500万円が5万円」となれば、あの任天堂の株でも、買えそうじゃないですか?
このように、ネオモバが支持される大きな理由の1つが、「少額(もしくは手出しなし)で株式投資ができること」なのです。
もちろん、1株ごと買うことによるデメリットもあるので、一応伝えておきますね。
- 株主総会での議決権がない
- 株主優待が受け取れない(ことが多い)
- リアルタイムでの取引ができない
「1」と「2」は、一般的な取引単位より少ない「1株単位」での購入になるので、想像できるかもしれません。
もちろん、最初は少ない株数の購入で権利がなかったとしても、買い増していく中で保有株数が基準を超えればそれぞれの権利が生まれてきますのでそこを目指しましょう。
投資初心者はそこまで気にしなくてよいと思いますが、「3」は少しだけ説明が必要かもしれません。
月々220円(税込)のサービス利用料で取引放題&毎月200PのTポイントがもらえる
ネオモバは、サブスクのように220円(税込)のサービス利用料で、取引放題(※月間取引額が50万円未満)となります。
正直、ここがネオモバが支持される大きなもう1つの理由だと思います。
私は、大手のネット証券会社といわれる「楽天証券」「SBI証券」にも証券口座を持っています。
まず、楽天証券では「1株単位」の取り扱い自体がありません。
また、SBI証券では「1株単位」の取り扱い自体はあるものの、1回の取引ごとに手数料がかかります。
※SBI証券は、1注文ごとに手数料が0.55%(税込)かかり、最低でも55円となる
一方、ネオモバだと「月間50万円未満の取引なら一律220円(税込)」のサービス利用料だけで済むのです。
大体の人が、月間50万円未満の取引になるのではないでしょうか。
ただ、せっかくの機会なので、具体的に見てみましょう。
SBI証券 | ネオモバ | |
3,000円/株で 5取引 | 275円(55円×5) | 220円 |
3,000円/株で10取引 | 550円(55円×10) | 220円 |
5,000円/株で10取引 | 550円(55円×10) | 220円 |
5,000円/株で20取引 | 1,100円(55円×20) | 220円 |
50,000円/株で 1取引 | 275円(275円×1) | 220円 |
いかがですか、このネオモバの安定感!
ハンパないですよね。
さらに、毎月200PのTポイント(期間固定ポイント)がもらえるので、サービス利用料は「実質タダ」のようなものです。
ただし、このもらえるTポイントは、「株式購入には使える」けれども、「サービス利用料には使えない」ということは少しだけ頭においておくとよいでしょう。
要は、取引手数料ではなく「サービス利用料」なので、それこそ「サブスク」みたいに月々220円(税込)かかるんだ、くらいの感覚で大丈夫です。
サービス利用料について細かく知りたい人は、以下の記事からどうぞ。
☆☆配当金がもらえる
そして、1株であっても株式を保有していることで「配当金がもらえる」ということが、私がネオモバを始めようと思った大きな理由です。
要は、株式を保有しているだけで、企業が得た利益の一部を受け取ることができるのです。
「株式投資で儲ける」と聞くと、スマホやパソコンの画面を常に監視して売買のタイミングを覗っている…という「株式売買での利益(キャピタルゲイン)を得る方法」が頭に浮かぶ人もいると思いますが、今回私がネオモバでやりたいのはそれではありません。
むしろ、売らずに保有し続けること、さらには買い増していくことで、「より多くの配当金をもらうこと」を目指したいのです。
株式を保有することで、安定的・継続的に現金収入を受け取ること(インカムゲイン)を狙っています。
※配当金がどのくらい出るか、そもそも出るかどうかは企業(やその業績)によります
メリットをまとめると、以下の通り。
- 「Tポイントを使って株が買える」し、「☆1株単位で株が買える」上に、保有していると「☆☆配当金がもらえる」
- 株式購入などの「取引は、月額220円(税込)でほぼし放題」なのに「月々200Pがもらえるので実質タダみたい」
正直な感想として、「なかなか始めていなかった自分はめっちゃ損していた!」と思っています。
だからこそ、まずは始めてみるのが大事なんだと思います。
口座開設は、「スマホだけ」で「無料」で完結します。
記事の途中ですが、早く登録したい人はこちらからどうぞ。
続いて、デメリットも確認していきます。
ネオモバのデメリット(短所)
私が様々調べたり、実際により引きをやってみての「ネオモバのデメリット」は以下の3点かな、と。
- 投資対象は日本国内の株式のみ(外国株式は買えません)
- つみたてNISAには非対応(iDeCoはSBI証券への橋渡し)
- もらえるTポイントは使い途が限られている
人によっては全然気にしないくらいのことかもしれませんが。
以下、一気に見ていきましょう。
投資対象は日本国内の株式のみ&つみたてNISAには非対応
ネオモバの投資対象は日本株だけで、外国株を買うことはできません。
また、節税効果の高い「つみたてNISA」には対応していません。
iDeCoには対応しているというか、SBI証券と連動しているだけです。
ハッキリ言って、このあたりは割り切った方がよい案件だと思います。
それこそ、SBI証券や楽天証券に口座を開いて、資産運用すれば問題ありません。
実際に、私はネオモバの口座開設以前から、SBI証券・楽天証券の口座を持っています。
要は「用途に合わせて証券口座を使い分ける」というイメージですね。
もらえるTポイントは使い途が限られている
月々もらえる200PのTポイント(期間固定ポイント)は、有効期限があるだけでなく(有効期限:付与された月の翌月最終日)、通常のTポイントとは異なりネオモバ以外では使えません。
そして、サービス利用料(月額220円(税込))にも充当することができません。
つまり、もらったTポイントは株式購入に利用するしかないのです。
ただ、「1株単位で株が買える」ネオモバですので、株の買い増しの「足し」になることを考えれば、そこまでデメリットではないかもしれません。
Tポイントについて細かく知りたい人は、以下の記事からどうぞ。
以上、ネオモバのデメリットを確認してきました。
デメリットというか、これらは「ネオモバの特徴じゃない?」と個人的には思っています。
「スマホだけで手軽に始められる」という1点で、デメリットはカバーできそうな気がしません?
もちろん、全てはカバーしきれないので、カバーできない部分は「楽天証券」「SBI証券」で口座開設をすることで対応していきましょう。
まとめ:ネオモバは投資初心者(未経験者)におすすめ!経験者にもメリットがあり!
ここまで(自称)慎重派の私が、ネオモバを始めるまでに調べたり、考えたりしたことをまとめてきました。
ネオモバが投資初心者(未経験者)におすすめな理由は、「少額から」「簡単に」投資を始められることです。
また、以前から取引のある証券会社と棲み分けをする前提で、既に投資を行っている経験者にもメリットがあります(なので、私はネオモバを始めました)。
さまざまな情報があったと思いますが、資産運用(株式投資)を考えているであれば、間違いなく「早く始めた方がいい」です。
私自身は40歳を超えてから、株式投資などの資産運用を始めました。
唯一の後悔は、「もっと早く知って、早くから始めていればよかった」です。
「あのときの無駄遣いや、あのときの浪費を株式に投資していれば…」と何度も頭に浮かんでくるのです。
過去は変えられませんし、過去に戻ることもできません。
となれば、「このタイミングで始めることが一番後悔が少なくなる」といえませんか。
もし、あなたが「これから投資を始めてみようかな」と考えている人であれば、まずやってほしい行動は「証券口座の開設」です。
証券口座を開設したからといって、いきなり投資しなければいけないということはありません。
ただ、証券口座がなければ投資は始めようと思っても始められません。
ネオモバなら、「スマホだけ」で「無料」で完結します。
さっきも言ったように、口座を開設したからといって、いきなり株を買わなければいけないわけではありません。
ただ、買いたいと思ったときに証券口座がなければ、株を買うことができません。
それに気づいた人から、冒頭の新聞記事のように「たった3か月で4万7千人が口座開設」という行動を起こしているんですよね(一人が複数口座開設していない場合)。
「私もやってみよう!」と思った人は、こちらのボタンからどうぞ。
誰かのお金で損をしないためのお役に立てていれば幸いです。