【実録番外編】がんと診断され約1年半の休職・治療~私の身に降りかかったこと3つ~

医療保険学

私は肺炎にかかったことを皮切りに、ずいぶん病院と仲良くさせてもらうことになりました。

 

結論、がんと診断され休職することに。

そこから入院治療が開始、復職してからも通院治療が続きました。

 

そして、入院治療まで含めると、足掛けで1年半「病院と仲良しな生活」を送ることになったのです。

今回は、「同様の状態になればあなたにも起きるかもしれないこと」を3つお伝えしていきます。

 

この記事を読むと、がんになり、約1年休職したある男の実体験を知ることができます。
実体験を知ることで、今後の生き方の何かのヒントを得られるかも?!
  • 「自分が病気の治療で休職するようになったらどうなるのか」を知りたい人
  • 世の中のブラックな部分を知りたい人
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※これはあくまで私個人の体験談です。また、2014年ごろのことです。ですので今の世間一般と異なることが含まれるかもしれないことは初めに断っておきます。

 

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私の身に降りかかったこと3つとは?

がんと診断され、休職・闘病生活を送る中で私の身に降りかかったこと(起きたこと)の中で、お伝えしたいことは3つ。

 

  1. 自己承認欲求が高まる
  2. お節介な人が近づいてくる
  3. ある女性が近づいてくる

 

単にそれぞれをお伝えするだけでなく、そのときの対処法やどうなったのかもセットでお伝えしていきますね。

 

ただ、後半にいくほど、少し人間不信になるかもしれない内容が入っていますので、そういうのが苦手な人はこのあたりでUターンすることをお勧めします。

 

とはいえ、綺麗ごとだけでは世の中は渡っていけないとも思いますから、サラッとでもいいので目を通してもらえるとよいかもです。

 

自己承認欲求が高まった!

我が身に降りかかった(起こった)ことの1つ目は、「自己承認欲求が高まる」ということです。

 

一言でいうとキャラ変わりました(笑)

 

以下のような変遷を経験しました。

  • 闘病していること自体に充実感を得られる「初体験充実モード」
  • 世の中のすべてに感謝することができる「解脱・悟りモード」
  • 社会的欲求が高まり不安と混在する「かまってちゃんモード」

 

これだけ見てもよくわからないと思いますので、少し詳しく説明します。

 

キャラ変の詳細

◆まずは、闘病していること自体に充実感を得られる「初体験充実モード」です。

 

入院経験もなかった私にとって、闘病生活は全てが「初めてのこと尽くし」でした。

ですので、投薬など身体的にキツイことであっても、むしろ“戦っている感”があって充実感を感じていたのです。

 

ただ、当たり前ですがそんなに長い間「初めてのこと」は続きません。

「経験済みのことをやり続けなければならない」入院生活は少しずつキツく感じるように。

 

◆続いて、世の中のすべてに感謝することができる「解脱・悟りモード」です。

 

若干、宗教的な感じもするかもですが、周りのものすべてに感謝するようになりました。

「生きてるだけで丸儲け」みたいな感じ。

 

入院生活では、自分でできることは限られています。

だからかもしれませんが、なにかを「してもらう」ことにありがたみを感じるし、その人がいてくれることに感謝していました。

 

今振り返ると、自分を取り巻く環境全てに「ありがとう」と言うことで、自分自身の感情を保っていたのかもしれません。

なんせ、自分ひとりでは何もできないのですから。

 

◆最後に、社会的欲求が高まり不安と混在する「かまってちゃんモード」です。

 

ずっと社会(会社など)から離れていると、自分の存在価値がよくわからなくなりました。

色んな意欲がなくなっていき、復職する意欲すら減退していたのも事実。

 

会社での肩書きは、休職していれば何も役に立ちません

仕事もしていない、誰の役にもたっていない自分をなかなか受け入れられませんでした

 

その承認欲求の矛先になった(不安のはけ口になった)のは、ツマさんでした。

(ツマさんの後日談)「あのときはどう接していいのかわからず、精神的にキツかった」とのことなので、私の方は確実にメンタルやられていた状態だったのかも。

 

キャラ変を乗り越えるためにしたこと

これらの「キャラ変」を乗り越えるためにしたことは、カンタンにいうと「外部との接点をもつようにした」ということです。

 

WEB上でのお付き合いや、会社のイベントへの顔出しなどを行っていくことにしました。

私は乗り気ではなかったのですが、ツマさんからの強力プッシュにより渋々と会社のイベントに参加をするように。

 

そうです。

社会との接点が無くなって視野が狭くなっていたことへの対処法は、社会との接点を作るということでした。

 

これにより、「受け入れられている感」が増していき、精神的にも復活していきました。

 

お節介な人が近づいてきた!

我が身に降りかかった(起こった)ことの2つ目は、「お節介な人が近づいてくる」です。

 

それぞれの人が、自分の知っている「健康になる術」をお勧めしてきました。

最初に断っておくと、ほとんどの人が「よかれ」と信じて疑わない状態で近づいてきます。

 

悪気がないことがほとんどです。

その気持ち自体は、ありがたく感謝すべきことなのです。

 

しかし、度が過ぎ、病人の感情を無視して健康の押し売りみたいになってくると、もはや迷惑でしかありませんでした。

 

こんなパターンの「お節介」がありました

「お節介」の中で多かったのが「健康食品(的なもの)を勧めてくる人」です。

 

  • 「〇〇さんは△△を始めてから、がんが…」
  • 「〇〇さんは△△を使って、腫瘍マーカーが…」
  • 「〇〇さんは△△で、状態が好転した」

などエピソード込みで伝えてくるのです。

 

「あなたのためよ」的なオーラをビンビンと発しながら笑顔で…

 

私はその対応に困りました。

少し冷めた目で接していたかもしれません。

 

私がエビデンス(科学的根拠)の方を重視していたからかもしれません。

民間療法はエビデンスの対極にありますから。

 

もちろん、食べ物によって人体が何らかの影響を受けることはあるでしょう。

ただ、口にするものに影響を受けるとしても、「これを食べるだけですべて解決」って話になると少し強引すぎません?

 

髪を増やしたい人がいるとして、

 

髪の毛を食べればいいじゃん

 

と勧めているようなものです。

 

絶対にそんなことは言わないじゃないですか。

当時の私はそれと同じようにしか聞こえなかったんですね。

 

そして、私のもとには来ませんでしたが、同病者によると、宗教の勧誘や寄付の勧誘もくることがあるそうです。

 

ある女性が近づいてきた!

ここからはよりリアルな話です。

 

  • 世の中の綺麗な部分だけを見ていたい
  • 世の中の裏側を見たくない

という人はこのあたりでUターンをした方がよいと思います。

 

ただ、読んだ後にはきっと「やっぱりそうなるよね」と納得できるか、「言われてみれば確かに!」と理解できるでしょう。

 

ある女性から連絡が

私が入退院を繰り返していたころ、とある女性からツマさんに一本の電話が。

 

その電話では、私の体調や最近の状況を聞いて、「とても大変じゃないですか?」とねぎらいのコトバ。

 

ツマさんは、小さいこども2人のお世話・病院への行き来、と当時ワンオペ状態が続いていたのです。

多少の身体的・精神的疲れもあったからか、話は盛り上がったようです。

 

「またどこかでお話しできればいいですね!」と。

 

「普段は仕事でなかなか時間が取れなくて…」というツマさんに対し、「それは大変ですね。どんな仕事されているんですか?」から、さまざまな話をしていったそうです。

打ち解けると女の人はよくしゃべりますよね^^;

 

結論、その女性は外回りがメインの仕事なので、「近くに行くことがあれば連絡しますので、タイミングが合えばお話しましょ」で終話。

 

その女性と会うことに

その後、少ししてからその女性からツマさんへ連絡が。

 

たまたま近くまで来ているので、もしよかったら少しだけ会えません?ただ、私も今日は忙しいのでそんなに時間は取れませんけど」と。

少しだけなら…、とツマさんはその女性と会うことに。

 

実際に、最初に会ったのは短い時間でした

そして、そのときに手土産に野菜などをもらって帰ってきたのです。

 

その後、その女性とツマさんは時々会うように。

そして、それが何度か繰り返された後、ツマさんがあるものを持って帰ってきました。

 

いよいよネタばらしです。

 

その女性とは

ツマさんがその女性と度々会うようになり、話が盛り上がるようになり、最終的に持って帰ってきたのは…

 

医療保険の契約書でした。

 

そうです。

その女性とは、保険会社の人でした。

 

私は会ったことがなかったのですが、当時私が加入していた保険の新しい担当者です。

 

ツマさんは当時、違う会社の医療保険に加入していましたが、その女性の勧めで医療保険を解約し新たにその女性の勧める保険を契約することに

 

しかも、その保険の月々の保険料が「私の保険料よりも高い」契約だったのです!

 

  • ご主人はこれからお金が必要になってきますよね
  • そしてご主人はいつどうなるかわからないですよね
  • すると奥さんだけがお子さんの頼りになります
  • その奥さんに何かあったときは…

ということだったのでしょうが。

 

正直な話、私が加入していた保険会社ですから、当然いろいろ知っているわけです。

 

  • 私ががんになったこと
  • 医療保険金が100万円単位で支払われていること

 

そして、

  • 私の配偶者が私と同じ医療保険には加入していないことも。

 

簡単にいうと、医療保険に加入していることで恩恵を受けたであろう「見込み客」を見つけて近づいてきたわけです

 

まとめ:「私の身に降りかかったこと3つ」から学べること

今回は、私ががんと診断され約1年半休職・治療をしていく中で、我が身に降りかかったこと3つを紹介させてもらいました。

 

それぞれのことから、あなたにとって何かプラスの学びがあれば幸いです。

 

①自己承認欲求が高まる→周りとの関係は良好であった方がいい

家族内を含めて良好な人間関係にココロ救われました。

また、謙虚でいた方が周りとうまくいくと感じましたね。

 

②お節介な人が近づいてくる→自分の軸を確立しておこう

周りから色んな意見は出てくるけれど、自分の軸があればブレずに生きていける。

医療もその他も数字に強くなっておくことは大事かも。

 

③〇〇が寄ってくる→向こう側からやってくるものは要注意!

基本的に、向こう側から寄ってくるものは「何か目的がある」と思って間違いないです。

そして、誰であっても安易にこちらの懐具合を掴まれないようにする方が無難です。

 

ですので、お金の計算は自分でも多少はできるようになっておきましょう。

 

 

最後に、ある女性が近づいてきた件ですが、「善意で近づいてきたかもしれないじゃないか」との意見もあるかもしれませんね。

 

そんな心優しいあなたに次の事実をお伝えします。

ツマさんの保険契約が終わり、少しすると1回たりとも連絡がこなくなりました

 

知識武装は大事です。

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誰かのお金で損をしないためのお役に立てていれば幸いです。

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