【初心者向け】実録:つみたてNISAで私が投資信託を売却した理由|売却の手順と注意点

資産運用学

つみたてNISAは一般的に「いかに継続できるかが大事」と言われています。

 

  • 何があっても積立は継続すべきだ!
  • 途中で売却するなんてありえない!

という強い論調の人もいるくらいです。

 

ただ本来、投資は個人の自由であるべきで、他人にとやかく言われるものではありません(その分、投資結果はすべて個人責任になりますが)。

 

実際に今回、私は積み立てていた投資信託(ファンド)の売却を実行しました。

しかも恥ずかしい話、少し失敗しました。

 

今回は、そのあたりも隠すことなくお伝えしていこうと思います。

 

この記事は以下のような人向けの記事です。

  • つみたてNISAで投資信託を売却するやり方を知りたい人
  • つみたてNISAで私が投資信託を売却した理由を知りたい人
  • つみたてNISAで投資信託を売却するときの注意点を知りたい人

 

つみたてNISAで投資信託を売却するやり方

つみたてNISAにおいて、投資信託の売却は以下の2つの方法から選ぶことになります。

  • 全部売却
  • 一部売却

 

売却の目的に合わせてそれぞれを選ぶことができます。

 

私の場合は「全部売却」を選びましたが(理由は後述します)、一般的な売却シーンでは「一部売却」を選ぶことが多いかもしれません。

なぜなら、つみたてNISAは将来のためにしていて、将来お金が必要になった分だけ取り崩していくのが普通のやり方だと思うからです

 

いずれは売却するものであれば、売却の方法は知っておいて損はないでしょう。

 

投資信託の売却の仕方

保有資産(もしくは「ポートフォリオ」)を表示すると、「売却」のボタンが表示されます。

 

それを押すと、「全部売却」か「一部売却」かの選択が表示され、どちらかを選択して売却します。

 

これは、SBI証券の場合ですが、楽天証券でも同様です。

 

 

あとは、指示通りに「全部」か「一部(どれだけかを選択)」かで売却することになります。

 

これで売却する量の選び方はわかったと思います。

あとは、売却価格が決まれば、どれだけの現金が手に入るかがわかります。

 

売却価格の決まり方

実は、売却申込時点では、いくらで売れるかはまだ決まっていません

 

売却価格は事後的に決まることになります。

これを「ブラインド(=見えない)方式」といいます

 

そもそも、購入時においても投資信託の価格(基準価額)は、取引が終了したのち(15時以降)に計算されるのが通例です。

 

売却(解約)の場合は、その申込の受付が完了し、その後の基準価額をベースとして取引が行われます(投資信託の種類によっては翌日の基準価額をベースにすることもあるようです)。

 

なかなかややこしいところですが、「売却の申込をした時点での基準価額ではない」ということだけは押さえておきましょう。

 

とはいえ、インデックスファンドであれば、売却申込時点とそこまで乖離したような基準価額になることは少ないと思います。

ですので、「だいたい申込時点の基準価額あたり」というざっくりしたイメージでよいと思います。

 

つみたてNISAで投資信託を売却した理由とは?

冒頭で述べたような、「非課税期間を最大限に活用するためには継続が重要!」という考えはある意味で正しいと私も思っています。

 

それを踏まえて、私が今回つみたてNISAで投資信託を売却した理由をお伝えしていきたいと思います。

 

その理由は大きく分けて2つです。

  1. 資産運用のことが分かってきたのでファンドを整理・集中したい
  2. ゆくゆくのことを考えて利益が出ているなら今のうちに現金化しておきたい

 

正直、売却することに知的好奇心的な部分もあったことは否めません。

しかし、その超個人的な部分を除いたとしても、つみたてNISAをしている人にはぜひ知っておいてほしいと思うことがあります。

 

まずそれを先にお伝えしていきます。

 

つみたてNISAをしている全員に知っておいてほしいこと

つみたてNISAでは「最終的には売却して現金化する必要がある」ということ。

 

つみたてNISAをしている誰もにとって、投資信託の売却は避けて通れない道なのです。

 

つみたてNISAでは、むやみに売却すべきではないと私も思っています。

つみたてNISAのメリットは、20年もの間の非課税期間だからです。

 

ただ、必要に応じて売却(現金化)できることは、「(原則)途中売却不可」のiDeCoとは違った、つみたてNISAのメリットだとも思っています。

ですので、どうしても現金が必要なときには、投資信託を売却して現金化していきましょう。

 

ただ、全額一気に売却する必要はないので、必要な分だけ切り崩して現金化するイメージですね。

 

私が投資信託を売却した理由とは

私が投資信託を売却した理由は、先にも書いた通りの2つです。

 

  1. 資産運用のことが分かってきたのでファンドを整理・集中したい
  2. ゆくゆくのことを考えて利益が出ているなら今のうちに現金化しておきたい

 

優柔不断な私は、つみたてNISAを始めるときに、どこへ投資するか迷って決めきれずに3つのファンド(投資信託)へと積み立てを始めました。

 

【実録】つみたてNISAのブログ 開始から約1年ー利益・実績

 

そのときから2年。

「全世界株式インデックスファンド」「外国株式インデックスファンド」「TOPIXインデックスファンド」すべてに日本が含まれているので、いずれはバランスを取るつもりでいました

 

また、日本株式(TOPIX)の値動きの激しさ(不安定さ)を感じていましたので、売却タイミングをうかがっている状況でした。

 

そのタイミングで日経平均が上昇。

「利益が出ているなら今のうちに現金化しておきたい」という気持ちが出てきて、売却の条件がそろったのです。

 

私がつみたてNISAで投資信託を売却したときの失敗とは

私は値上がりしている状態で投資信託を売却できましたので、金額的には損はしていません

 

むしろ利益が出て、掛けた分よりも現金が増えました。

利益に対して非課税なのが、つみたてNISAのメリットです。

 

では、「失敗じゃないのでは?」と思うかもしれません。

確かに「失敗=損をする」という意味でいえば失敗はしていません。

 

では、何に失敗したのかというと、投資信託の「売却手順」でした。

 

私の失敗した「売却手順」とは?

最初に書いた通り、「投資信託の全部売却」を選べば、保有している投資信託を全て売却することができます。

 

ただ、それで実行されるのはあくまで「保有している投資信託の全てを売却すること」だけです。

どういうことかというと、保有しているものは全て売却されますが、「積立設定」は残っているということなのです。

 

私は「TOPIXインデックスファンド」を全て売却してそのファンドから卒業したかったのです。

しかし、積立設定が残っていたため、いつも通りTOPIXインデックスファンドが購入されたのです。

 

伝わりますか?

 

要は、以下の2つのことは別物だということです。

  • ファンド購入の積立設定
  • ファンド売却の手続き

 

結論:投資信託を完全に売却したいのであれば、先に積立設定解除をすることを忘れずに!

 

今回の失敗の問題点とは?

今回の売却の失敗では金額的には損をしていませんが、その分つみたてNISAの枠が減っていることになります。

 

つみたてNISAではあらかじめ年間40万円という非課税枠が決まっています。

 

例えば、以下のような条件で考えてみます。

  • Aという投資信託にだけ積み立てていた
  • 今年10万円分投資信託Aに積み立てていた
  • この時点で非課税枠は30万円分残っている

 

10万円分の投資信託Aを全て売却すると、手元の投資信託(金融商品)はゼロになります。

しかし、売却した(今まで使った)10万円分の枠は復活することはなく、今年の残りの非課税枠は30万円分のままなのです。

 

枠を消費していくイメージです。

消費された分は消えたまま戻ってきません。

 

ですので、いくら売買で税金が掛からないとはいえ、売買を繰り返すと枠がどんどん消費されていくことになります。

つまり、年間40万円の資金があったとしても、(枠が30万円分消費されていれば)10万円分しか非課税枠での積立ができないことになるのです。

 

また、短期売買ではドルコスト平均法などのメリットが活かせないかもしれません。

やはり、つみたてNISAでは、原則コツコツ積み立てを継続していくことが大事ですね。

 

まとめ:つみたてNISAで投資信託を売却すること自体は悪くはないが注意点もある!

つみたてNISAは一般的に「いかに継続できるかが大事」と言われています。

 

私はその「継続できるかどうか」は、その投資信託(ファンド)を信じられるかどうかにかかっていると思っています。

信じられるからこそ継続できるのだ、と。

 

しかし、ただの素人が「何十年間も信じられる投資信託を見つけ出せるかどうか」というと、どうでしょうか。

自分が信じられる投資信託を探している間に、月日が経っていきそうじゃないですか。

 

また、将来的には今と条件が変わり、急遽お金が必要になることもあるかもしれません。

 

そんなときも「継続命」で売却せずに積み立てを継続するのではお金に困ることになります。

積み上げた金融資産があるのに、金銭的に困窮しているのでは本末転倒です。

 

ですので、「売却することは悪い」という考えでなく、「必要に迫られたときには投資信託を売却してもいいんだ」くらいの柔軟性は持っておいた方が良いのではと思うのです。

しかも、その方が結果的には継続できるのではないかとも。

 

売却した分の非課税枠は復活しないことだけには注意が必要ですが、状況に応じて柔軟に対応していきましょう。

 

資産運用をしている目的は、「将来的にずっと使わないこと」ではなく、「将来的に使うため」なのですから。

 

そのときに、今回の記事が少しでもあなたのお役に立てていれば幸いです。

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