ここ20年くらいは超低金利時代と呼ばれていて、「銀行へ預貯金をしているだけでは資産は増えない」と言われています。
そういうことを耳にして、投資などの資産運用に興味を持つ人も多いようです。
ただ、投資(資産運用)で成功している人たちの多くは、もともと高収入であったり、すでに何十年も運用していたり、と一般庶民が参考にしにくい部分を感じたことがあるのは私だけではないはず。
言い換えると、もっと一般庶民的な資産運用の経過を知ることでメリットを感じる人も一定数いるということ。
ですので、今回は一般庶民を勝手に代表して、私が2年半つみたてNISAを行った結果および考えたことをお見せします。
少額の資金でも時間を味方につけるとどのくらいの効果があるのかをリアルに知りたい人向けの記事です
結論:30ヶ月間という時間が10万円という収益(含み益)を生み出した!
結論からお伝えすると、「2年半(30ヶ月)という時間」と「月々1万円程度の資金」が10万円を生み出してくれました(正確には117,595円)。
※誤解のないように補足すると、この10万円は含み益なので基準価額(株価のようなもの)の変動により将来的には減る可能性も普通にあります
単に銀行に預けているだけでは、ここまで増えることはあり得ません。
それを証明するために、この先で銀行預金金利で同額を得るためにはどのくらいの預金額が必要かを考えてみます。
銀行預金の利息で10万円を得るためには
世間一般より少し高めの金利である楽天銀行(金利0.10%)を想定します。
0.10%の金利だと、2年半で10万円の利息をもらうためには4,000万円の預金額が必要になります(話を単純化するために複利効果は無視しています)。
一般庶民の私にとって4,000万円は眩しすぎます。
もし私に4,000万円も資産があれば何でもできそうな気すらします。
ということで、たった2年半で10万円の収益を預貯金で得るのは一般庶民には非現実的だということがわかります。
ただ、それがつみたてNISA(長期積立投資)であれば、一般庶民であっても10万円の収益が現実的な話になるのです。
長期積立投資のメリットはみんな成長できること
これは私がスゴイという話では全くないです。
そうではなくて、同じ時期から同じ銘柄(投資信託=ファンド)に同じように投資していた人はみんな同じ収益を得ることができる(た)のです。
誰かを蹴落とすことや、誰かと競うことなく、その銘柄に出資する人みんなが成長できるのです。
そこが私の考える、つみたてNISA(長期積立投資)の魅力です。
もし、生活に困らないくらいの金額を投資(資産運用)に回すことで、将来的に資産を増やすことができたら嬉しくないですか。
実際に私は、悩みながらも「あのときに始めてよかった」と感じています。
正確には「もっと早く始めておけばよかった」ですが。
つみたてNISAを始めるときに考えたこと・悩んでいたこと
先ほど「悩みながら始めた」と書きましたが、始めようとした当時一番気になっていたことは何か。
それは「どれが一番得なのか」でした。
言い換えると「1円たりとも損をしたくない」という感情に縛られていました。
貯金額もほぼない状況から、いわゆる「なけなしのお金」を投じるわけですから、得をしたい(損をしたくない)と強く考えていたのです。
「貯金ゼロでもつみたてNISAを始めた方がいい」と私が考える理由とは?【初心者向け】
なので、さまざまなことを調べまくっていました。
一例としては以下のようなこと。
- 毎月積立、毎週積立、毎日積立のどれが一番得なのか
- 年頭にボーナス一括投資、毎月投資ではどちらが得か
- 全世界株式、全米株式、新興国株式のどれが得なのか
- どのファンドが一番利益をもたらしてくれるのか
- どのファンドの手数料が実質一番安いのか
ただ、その悩みに対する(現時点での)私の結論は、「悩んで迷って立ち止まっているその時間の方がロスだ」ということです。
たとえ1年間かけて調べたとしても(私は1年半くらいズルズルと始めなかった)、1年分の差はすぐには埋まらないとも思います。
まとめると「少しでも早く投資の世界へ参入した方がいい」ということ。
そして、時間を味方につけることで、複利効果の追い風を受けて資産を増やしていけるのです。
投資先を悩んだ末に「全世界」に決めた理由
つみたてNISAの非課税期間は20年です。
この20年という時間を味方につけることで、資産を増やしていく作戦です。
なので、20年間で一番成長する地域・分野に投資することが一番得をする方法になります。
しかし、20年後の世界を想像しても、「テクノロジーが今よりはるかに進歩しているんだろうな」くらいで、ぼんやりしたイメージくらいしか私は持てませんでした。
ただ、20年後の世界でも人々は「より豊かになろうと努力しているはず」とは信じていました。
ですので、(たくさん調べたのに)細かいことは置いておいて私の主力は「全世界株式」としたのです。
逆に、20年後には「北斗の拳」のような世紀末的な世界になっている(例えが古いかも)ともし思うなら、投資の世界には入らない方がいいという結論になります。
積み立て金額はどのくらいから始めたのか
銘柄を決めたあとでも悩みは尽きませんでした。
それは「月々の積立金額をいくらにするのか」です。
理屈から言うと、つみたてNISAの非課税枠を最大限に活用するためには「月々33,333円の積立設定をして放置」の一択となります。
それは頭ではわかっています。
ただ、そもそも私がつみたてNISAを選んだ(逆を言うとつみたてNISAしか選べなかった)理由は、「資金がない」からです。
月々33,333円の積み立てはハードルが高すぎて、超えられなかったのです。
結局、まずは月々8,500円程度から始めたと思います(記録がなくて曖昧ですみません)。
そこから少しずつ家計を改善すると共に、積立金額を上げてきました。
- 毎日500円積立→月に11,500円
- 毎日800円積立→月に18,400円
- 毎日1,000円積立→月に23,000円(イマココ)
上記はあくまでイメージですが、2021年5月現在まだ満額の33,333円の積立はできていません。
1万円未満からの積立開始。
時間を味方につけたとして、その結果どうなっているかを最後にお伝えします。
まとめ:2年半で月々1万円のつみたてNISAがいくらになった?
見えにくいかもしれませんが、現時点でのつみたてNISAの資産額は約50万円です(正確には546,326円)。
※これは買付資金やファンド売却での保有している現金込みの金額です
多いか少ないかでいうと、100万円にも満たない金額なので、一般的には「少ない」という結論になると思います。
しかし、個人的には満足しています。
理由は冒頭でもお伝えしたように、約10万円の収益(含み益)をもたらしてくれているからです。
投資の世界に足を踏み入れなければ、手に入れられなかったもの。
結果論的に振り返って平均をとってみると、月々10,500円の積立をしていたことになります。
満額積立できている人と比較すると、約3分の1のペース。
確かに入金力が低いと積み立てペースも遅いです。
しかし、なかなか貯金ができないような家計だったところから、家計見直しを行いながらひねり出したような資金は尊いです。
半強制的に給与天引きで証券口座へ資金を移動させたこともあり、結果的に50万円の資産になっていることは、他人から見ると小さいようで本人的には大きなステップでした。
なので少しずつでも入金力を高めていく努力をしていこうと思います。
これからもじっくり積立金額を増やしていき、資産形成をしていきたいと思います。
そんな私の投資戦略は以下の記事にまとめています。
誰かのお金で損をしないためのお役に立てていれば幸いです。