こんにちは、こんばんは、晴れです。
投資を始める前提条件
「資産運用として投資を始めたい」という気持ちをもって、スピード感をもって行動することはとても大事なことです。
しかし、そもそもの前提条件が整っていなければ、人生で思わぬ失敗をしてしまうことにもつながりかねません。
ですので、今回は投資を含めた資産運用の全体像を確認し、現状投資を行う前提条件が整っているのかを再確認してもらうきっかけになれば幸いです。
投資にはリスクがあります
まずは、「投資にはリスクがある」ということを再確認しておきましょう。
投資はあくまで個人の責任のもと行うものですが、リスクは必ずあります。最悪の場合も想定しておくべきです。
最悪の場合というのは「財産を失ってしまう」ということです。
逆に、「この財産を失ったら人生が詰んでしまう」という場合は、そのお金は投資の資金に回してはいけないものだと理解すべきです。
つまり、投資とは「普段の生活を犠牲にしてまで行うものではない」ということなのです。
投資開始までの全体のイメージ(3つのStep)
3つのStepとは、①家計健全化(赤字健全化) ②生活資金確保(預貯金) ③投資(資産運用) です。
それぞれを解説していきます。
①家計健全化(赤字解消)
まずは「家計健全化」です。日々の暮らしの中での収支をプラスにする必要があります。
基本的には、赤字家計状態での投資はお勧めしません。
なぜなら、家計は赤字なのに投資をして収益を狙っていくのは、もはや「ギャンブル」になると私は考えているからです。
特に、家族がある人は「まずは普段の生活優先」で考えてください(参考記事:赤字家計の見直しの仕方)。
②生活防衛資金確保(預貯金)
金額については様々な考え方がありますが、3か月(~6か月)の生活費を目安にすることをお勧めします。
これは何か理由があって収入が途絶えたとしても「普段の生活が送れる資金の確保」という意味合いがあります。
具体的には、
- 病気やケガで働けなくなったときの生活費
- リストラされたときの再就職までのつなぎ資金
など、アクシデントが起こったときにも家族が路頭に迷わなくするためのものです。
例えば、普段の家計が月30万円で回っているとするならば、「90万円(~180万円)」が生活資金として確保できて初めて投資をスタートさせる、ということです。
③投資(資産運用)
これについては、以下の記事で詳しくお伝えさせてもらいます。

「早く投資を始めた方がいいのではないですか」に対しての回答
「投資を始める時期は早ければ早い方がいいのではないのですか」、という声もあるかもしれません。
正直、その通りだと思います。
ただし、それには前述の「投資を始める条件」をクリアしていることが前提となることを再確認しておきます。
ギャンブル的な投資は、私と同じ「家庭持ちのアラフォー」にはあまりお勧めできません。
なぜなら、一時的に成功するかもしれませんが、それが継続していくかといえばよくわからないからです。
それは宝くじと同じです。当たるまでの成功の道筋が不確定ですし、仮にいくらか当たったとしても再現性(もう一度同じ状況が起きる可能性)が低いのです。
ギャンブル的投資を除けば、アラフォーにお勧めの投資としては「時間を味方につける」投資になります。
そのためには「継続(安定性)」がポイントになるのです。
そう考えると、
- 赤字家計では、そもそも投資が継続ができなかったり
- 生活資金がプールされていない状態では、収入が途絶えたりすると投資が継続できなくなったり
ということになり、投資が安定しなくなることが分かると思います。
ですので、この3つのステップを着実に踏んで投資をすることをお勧めするのです。
まとめ
今回は、投資を始める前の「前提条件が整っているか」について確認してきました。
私自身は早く投資をしたかったのですが、条件が整うまでは家計改善や投資の知識吸収にエネルギーを費やしていきました。
結果的には、それでよかったと思います。
特に、家計が安定しなければ冷静な判断ができなくなるということを人生の様々なシーンで感じました。
投資においては冷静な判断が一番重要であるため、家計が安定してからの投資が「成功するため」に必要な条件の一つであり、大きな要素であると理解してもらえれば嬉しいです。