Amazonで販売されているwajun(ワジュン)ノートPC Pro-X12ですが、OSはWindows10 Proを搭載していますし、CPUも第8世代に変わりました。
なかなかのスペックを搭載していることになります。
そこで気になってくるのが、「wajun Pro-X12ってWindows11に対応しているの?」ってことじゃないでしょうか。
「怪しそうなところもある」けど、「新品だし」「スペックもそこそこあるし…」って期待と不安が膨らんでいるのでは?
実際、私も気になっていたので今回調べてみましたよ。
- この記事を読めば、「Windows11の動作要件・準備内容」や「wajun Pro-X12がWindows11に対応しているのか」がわかります(2021.09.12時点)
- wajun Pro-X12を購入した人や気になっている人向けの記事です
結論:Windows11の動作要件は少し厳しくなっているが、wajun(ワジュン)ノートPC Pro-X12は対応できそうだ!

まずはじめに結論をお伝えします。
wajun(ワジュン)ノートPCPro-X12はWindows11に対応していそうです(2021.09.12時点)。
ただし、後述しますが、設定を一か所だけ(「セキュアブート」の状態だけ)を変更することが必要です。
ぶっちゃけ、調べる前は「Windows11に対応してなくても別にいいや。いきなりWindows10が使えなくなることもないだろうし」と思っていました。
ドキドキしながら調べてWindows11に対応してそうだとわかり、「ホッとした」というのが正直な感想。
「Windows11に対応してなくても別にいいや」というのは完全なる”強がり”でしたね。
そりゃ、新しいものに対応できている方がいいにきまってますよね!
ということで、「そもそもWindows11ってどんな感じなの?」という部分から確認していきましょう。
【実録レポ】wajun(ワジュン)ノートPCは怪しい?|Pro-X12はコスパが良いノートPCなのか
そもそもWindows11ってどんなOSなの?

Windows11は、現在主流となっているWindows10の順当後継OSです。
基本的にはWindows10からの流れを汲んでいる感じ。
Windows11の目玉としては、スマホでおなじみの「androidアプリを利用できるようになる点」が挙げられます。
その他に関しては、そこまで劇的な変化があるわけではなさそうです。
地味に感じるかもしれませんが、逆を返すと「誰もがすぐに違和感なく使える」とも言えます。
Windows11における変更点をカンタンに
さっきは「違和感なく使える」と言いましたが、もちろん変化はありそうです。
ここでは3つだけ触れておきます。
①タスクバー(画面下の帯部分)のアイコンが中央寄せになる
今までのWindowsではアイコンは”左寄せ”というイメージでしたが、Windows11では「Windowsのアイコン含めて中央に配置」されています(変更も可能のようです)。

②ウィンドウ(画面)レイアウトを選べる
今までは、たくさんウィンドウ(画面)を開いたときには、自分の見やすい大きさに変えて、並べて…と手動でやってきました。
Windows11では下の写真のようにおすすめのレイアウトが出てきて、そのパネルに画面を当てはめていく感じになりそうです。

③ウィジェットの導入(復活?)
ニュースや天気、カレンダーなどをまとめて表示するウィジェットが導入され、スムーズに欲しい情報にたどりつけるようになります。

ウィジェットとは、システム画面などに小さく表示される単機能のアプリケーションソフト。また、コンピュータの操作画面(GUI)を構成する、何らかの機能を持った表示・操作要素。前者は「ガジェット」(gadget)とも呼ばれる
引用:IT用語辞典 e-Words
自分のお気に入りの情報に素早くアクセスできるのはメリットですね。
ウィジェットは画面上に常駐しているのではなくて、都度呼び出すことになりそうです。
Windows7時代にも似たような機能の”ガジェット”がありましたので、ある意味で「復活」ともいえそうです。
次は、いよいよWindows11に求められる要件(動作要件)を確認していきましょう。
Windows11に求められる条件(動作要件)とは

Windows7からWindows10へのアップグレードが行われたときも、全てのWindows7のPCがWindows10にできたわけではありませんでした。
わかりやすく言うと「古い(動作のイマイチな)PCだとアップグレード不可」もしくは「非推奨」だったんですね。
以下のように「あんたのパソコンスペック的にムリ!」と言われるのです。
これらは Windows 11 を PC にインストールするための最小システム要件です。お使いのデバイスがこれらの要件を満たしていないと、Windows 11 をインストールできません。その場合は、新しい PC の購入をご検討ください(Microsoft「システム要件」より)
Windows11の動作要件を以下にまとめます。
- CPU: 1GHz以上で 2コア以上の64ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
- メモリ: 4 GB 以上
- ストレージ: 64 GB 以上
- システム ファームウェア: UEFI、セキュア ブート対応
- TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0
- グラフィックス カード: DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応
- ディスプレイ: 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ
- インターネット接続と Microsoft アカウント: Windows 11 Home エディションにはインターネット接続と Microsoft アカウントが必要
Microsoft「Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する」より抜粋
たくさんある中で、細かいところや専門的なことは置いておいて、今回は赤字の部分を確認していきます。
CPU:1GHz以上で 2コア以上の64ビット互換プロセッサとは
CPUはパソコンの頭脳部分にも例えられるように、「データを処理する部分」です。
カンタンにまとめると、Intelであれば第8世代Coreプロセッサ以降(ごく一部のCore i7は第7世代も可)、AMDであればRyzenの2000以降が要件を満たすことになります。
(詳しくは、Windows クライアント エディション プロセッサのWindows11の欄にリンクあり)

再販売に伴い、CPUが第7世代Core i5-7267Uから第8世代Core i5-8259Uになっているので、 wajun(ワジュン)Pro-X12は要件無事にクリア!
システム ファームウェア: UEFI、セキュア ブート対応とは
下の画像の赤枠部分のように、BIOSモードが「UEFI」となって、セキュア ブートの状態が「有効」であれば、要件クリアです。

しかし、wajun(ワジュン)Pro-X12は、セキュア ブートの状態が初期設定では「無効」となっています。
(画像は私が設定変更した後です)
ですので、wajun(ワジュン)Pro-X12では、セキュア ブート状態設定の変更が必要(後述しますね)。
TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0とは
wajun(ワジュン)Pro-X12は、もともと「バージョン 2.0」でしたので、特にすることはありません。
以下の写真のように、トラステッド プラットフォーム モジュール(TPM)の「仕様バージョンが2.0」であれば大丈夫です。

これはあくまでwajun Pro-X12の場合で、他のメーカーのPCであれば先の「BIOSモード」や「セキュア ブート」などまとめて変更が必要かもしれません。
そのやり方はパソコンごとに異なるため、メーカーのHPで情報を探すか、ネットで検索するかが必要になります。
グラフィックス カード: DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応とは
グラフィックス カードの要件もwajun(ワジュン)Pro-X12はクリアしていますので、特に何もすることはありません。


wajun(ワジュン)Pro-X12のセキュア ブート状態:「無効」を「有効」に変えるやり方
wajun(ワジュン)Pro-X12は、Windows11の動作要件をほとんど満たしていました。
あとは「セキュア ブート」の部分で、「無効」になっているのを「有効」へと変更するだけ。
ここからはBIOSを触っていきます。
普通にパソコンを使う限りは、BIOSを触ることはないと思います。
「こんなの初めて触るよー」という人もいると思いますので、画像を多用しながら説明していきますので安心してください。
まずはBIOSを起動するまでのやり方


この後パソコンが再起動して、あまり見慣れない画面が現われてきます。
(ここからはパソコン上でスクショが撮れないためカメラ撮影画像です。少々見にくいかもしれません)




この後またパソコンが再起動します。
BIOSが起動してからのやり方
ここからは「BIOS」という設定画面になります。
※この先からはマウスやタッチパッドは使えません。


最悪、訳がわからない状態になったときは「ESC」キーです。もう一度やり直せば大丈夫ですので。下手に「Enter」キーを押すより安全です。







ここまででBIOSの画面での設定は完了です。
おつかれさまでした。
まとめ:Windows11に求められる条件(動作要件)は少しだけ厳しくなっているけど、wajun(ワジュン)Pro-X12は条件クリアできていそうだ!

ここまで、Windows11の動作要件の確認と、wajun(ワジュン)Pro-X12がその条件を満たしているのかの確認、そしてWindows11へのアップグレードに向けての準備についてまとめてきました。
BIOSの設定など少し慣れない作業は伴ったものの、基本スペックでWindows11の動作要件をクリアしていたのは少し安心しました。
一番初めの「Amazonで販売されている怪しいパソコン」という認識から、印象がずいぶんと変わりました。
【実録レポ】wajun(ワジュン)ノートPCは怪しい?|Pro-X12はコスパが良いノートPCなのか
再度、Windows11の動作要件を載せておきます。
- CPU: 1GHz以上で 2コア以上の64ビット互換プロセッサまたは System on a Chip (SoC)
- メモリ: 4 GB 以上
- ストレージ: 64 GB 以上
- システム ファームウェア: UEFI、セキュア ブート対応
- TPM: トラステッド プラットフォーム モジュール (TPM) バージョン 2.0
- グラフィックス カード: DirectX 12 以上 (WDDM 2.0 ドライバー) に対応
- ディスプレイ: 対角サイズ 9 インチ以上で 8 ビット カラーの高解像度 (720p) ディスプレイ
- インターネット接続と Microsoft アカウント: Windows 11 Home エディションにはインターネット接続と Microsoft アカウントが必要
Microsoft「Windows 11 の仕様、機能、コンピューターの要件を確認する」より抜粋
Windows11導入のためには、システム ファームウェアの「セキュア ブート」の設定変更だけが必要なので、画像を見ながら(もしくはスマホで写真を撮って)やってみましょう。
ということで、少し新しくなったwajun(ワジュン)Pro-X12は、Windows11の動作要件も満たしていてやっぱりコスパのよいPCと言えそうですね。
誰かのお金で損をしないためのお役に立てていれば幸いです。