家計の見直しの仕方 固定費・変動費

家計学

こんにちは、こんばんは、晴れです。

以前、「赤字家計の見直しの仕方」について確認してきました。

今回は赤字家計である人だけでなく、「今よりも自由に使えるお金を増やしたい」という人にも有効な家計の見直し方を確認していきます。

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どこから見直すべき?

家計をまとめていくと、「固定費」と「変動費」に分けることができることは以前お伝えさせてもらいました。

  • 「固定費」とは、家賃、光熱費(電気・水道・ガス)、ローン返済費用、保険代、通信費(スマホ含む)、月額サービス(習いごと)など
  • 「変動費」とは、食費、レジャー費、日用品代、趣味・娯楽費など

(毎月の請求金額が変動する「光熱費」が固定費にあることに違和感を覚える人もいるかもしれませんが、会計上の分類のことなので、スルーしていきましょう)

「変動費」に並んでいる項目の方が”贅沢している感”があるので、削減したり制限したりした方がいいと思いそうになります。

しかし、結論からいうと手を入れるべきは「固定費」の方になります。

「固定費」を見直す理由

「固定費」を見直した方がいい理由が二つあります。

次にそれぞれの理由を見ていきます。

収入に関わらずかかってくる費用だから

一つ目の理由が、「固定費とは収入の増減に関わらずかかってくる費用だから」です。

私と同じようなアラフォーであれば、今後の給与収入の見通しについては不透明感があると思います。逆に、今後収入が上がっていくことが確約されている人には関係のない話かもしれません。

将来的に収入が下がってしまうことを考えた場合、家計(支出)が身軽であった方がよいことは理解できるのではないでしょうか。

削減効果が継続するから

そして、もう一つの理由が、「一度削減できれば、その削減効果はこの先ずっと続いていくから」です。

毎月決まった金額が請求される「固定費」ですが、この削減がうまくいった場合、その効果はこの先ずっと続くのです。

具体的には、月々1,000円の削減に成功したとします。1,000円という金額自体は大したことはないかもしれません。しかし、これが12か月だと12,000円になりますし、5年間では60,000円にもなるのです。

ここまでくれば無視できない金額だと感じるのではないでしょうか。

 

「変動費」は削減しなくてもいい?

「固定費」の削減が効果が大きいことはわかったと思いますが、「変動費」は削減しなくてもいいのでしょうか。

もちろん削減できるところは、削減していった方がいいと思います。

ただ、「変動費」も「固定費」もすべて削減していくという生活は、思っているよりも「息苦しい」ものになります。

「生き苦しい」という感じの方が適切かもしれません。

そして、その支出が「贅沢なもの」と考えるか、「必要なもの」と考えるかは、もはや「価値観」の領域の問題になりますので、「変動費」削減は無理やりにはお勧めしません。

人生の中で何に重きを置いて生きていきたいのかまずは「人生設計(ライフプランニング)」を考えてみることをお勧めします。

以下、私の失敗談をいくつかお伝えしますので、同じようになっている人は参考にしてもらえれば幸いです。

私の家計見直し失敗談

食費で失敗

何度となく、外食を禁止して全て自炊にしよう、と食材を買い込む。結果、食材ロスを起こしたり、パートナーに余計なストレスをかけることになり破綻。しかもその期間の費用削減効果は不明。

現在:私が休みの日は食事担当として食材を買い料理をするようにした。それ以外はパートナーに任せるように。→家庭内のギスギス感がなくなった。

光熱費(電気・水道・ガス)で失敗

こまめに電気を消したり、水を出し過ぎないように、子どもたちにも口うるさく接した。結果、「電気やエアコンをつけてすぐ消す」などといった、節約に逆効果を生む行動が多発。また、家庭内がピリピリした雰囲気になったため破綻。

現在:「電気・エアコンはこまめには消さなくていい」方針に。→家庭内のイライラ感がなくなった。

レジャー費で失敗

夏休みなどの旅行に費用上限を厳しく設定した。結果、楽しむための旅行なのに我慢ばかりをさせており、楽しめないシーンが多く本末転倒に。

現在:旅行に行くときは予算を事前に夫婦で話し合い、「想定金額」+「ここまでは使ってもよい金額」と二段階で予算設定するようにした。

結論、上記三項目では削減をやめました。正確にいうならば、極端な削減に取り組むことをやめました。

なぜなら、私の「人生設計」において、重要視している項目の一つに「家族」があるからです。家族の笑顔が減ったり無くなったりするようなら、それは本末転倒な行動だと気づいたのです。

もちろん、無駄遣いと自分で気づくようなレベルのことはしませんけれども。

まとめ

何を見直していき削減していくのかはそれぞれの家計で異なります。

その理由は「人生設計」や「価値観」が、人それぞれだからです。

それでも、多くの人にとって「このポイントは一度確認した方がいい」ということがあります。それは、やはり固定費です。

具体的には「家賃」「保険」「通信費」「月額サービス」になります。

特に「保険」「通信費」については、即効性があり効果が大きい部分ですので、これらのどの項目を確認した方がいいのかを、次の機会にお伝えしようと思います。

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