この記事を読んでいるということは、あなたは資産運用やポイント投資をすでに始めている人か、それらに興味がある人なのでは?
そういう人であればひょっとしたら「投資信託(インデックスファンド)への投資は、中長期投資における最適解」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれませんね。
その言葉に反するように、私は楽天ポイント投資先の投資信託(債券インデックスファンド)を売却しました。
今回は、なぜ私がポイント投資先の投資信託を売却したのか、その理由についてお伝えしていきます。
- 楽天ポイント投資や投資信託(債券インデックスファンド)に興味がある人向けの記事です
- この記事を読めば私がなぜ投資信託(債券インデックスファンド)を売却したのか、その後どうしたのかを知ることができます
結論:私が楽天ポイント投資で失敗して投資信託を売却した理由

私が投資信託(債券インデックスファンド)を売却した理由は、「思っていたのと違っていたから」です。
その理由は大きく分けて2つ。
- 値動きが思っていたのと違っていた
- 騰落率が思っていたのと違っていた
それぞれがどういう意味なのかを説明する前に、まずは「私がなぜ債券インデックスファンドを選んだのか」の部分からお伝えできればと思います。
私が債券インデックスファンドを選んだ理由とは
私が債券インデックスファンドを選んだ理由は、株式だけではなく債券の保有を試してみたかったからです。
あなたもこういうフレーズを聞いたことがあるのでは?
”株式と債券は逆の値動きをする”
”株式暴落に備えて一定の債券を保有すること”
私はこれらを聞いたことがあり、「資産運用を安定させるためにはいずれは債券という世界も覗いてみなきゃ」と思っていました。
というものの、資金には限りがあるためなかなか冒険はしづらい。
資産運用初心者の私の頭に浮かんだのは「ポイント投資で試してみよう」という考えでした。
それなのに債券インデックスファンドを売却した理由は、先に述べた通りで「思っていたのと違っていたから」でした。
この先で1つずつ確認していきます。
売却理由その1:値動きが思っていたのと違っていた

1つ目の「値動きが思っていたのと違っていた」という理由から説明していきます。
先にも確認した「株式と債券は逆の動きをする」というものでしたが、結論から言うと私は”株式同様の値動きをしている”と感じました。
少なくとも、逆に動いているとは感じませんでした。
逆の動きをしないのであれば保有の目的に合致しないため、実験は終了するのが妥当だという判断です。
実際に並べてみてみると
以下に、同程度の期間のさまざまなインデックスファンド(全世界株式、先進国株式、外国債券)の値動きを貼っていきます。



2020年11月頃に、株式のインデックスファンド(上2つのグラフ)が下がっているのがわかります。
本来であれば、同時期に債券インデックスファンド(1番下のグラフ)が上がってほしいところですが…。
実際は同じように下がっています。
逆の動きに感じなかったのは”私の感覚”ではなく、客観的にもそうであったことがわかります。
売却理由その2:騰落率が思っていたのと違っていた

債券インデックスファンド(少なくとも外国債券インデックスファンド)は、株式インデックスファンドとは逆の値動きをしないようだ、とわかりました。
株式と債券のインデックスファンドが同じような値動きをするのであれば、その「騰落率」次第では保有する価値があります。
しかしながら、上のグラフにおいて全世界株式や先進国株式は40%に届くかという水準だったのに対して、外国債券は4%程度。
リスク回避もできない(値動きが同じ)うえに、値上がりもしない(10分の1程度)のであれば、保有するメリットはない、という結論はここからきました。
実際のポイント投資はどうなった?
実際に楽天証券での”投信あしあと”を見てみます。
試験的に投下していた楽天ポイントなので、額は大きくないですが参考にはなるかと。

9月末まで様子を見ましたが、債券インデックスファンドは私が求めていたものではないと判断したので売却をしました。
結果的には、24,000円分のポイント投資をして450円のリターンでした(利回り1.9%程度)。
もちろん今年1月からのたった9ヶ月間での判断ですので、「さすがにそれは短絡的じゃないか」と思われるかもしれませんし、長期的にみれば債券インデックスファンドを保有する効果もあるのかもしれません。
しかし、少なくとも(私のような)「これから資産形成をしていく人が積極的に選ぶファンド」ではないと私は感じました。
債券インデックスファンドを売却してその後どうしたのか

債券インデックスファンドを売却したのち、私は株式のインデックスファンドに切り替えました。
その後が含まれているのが以下のグラフです。

上段のグラフの伸びを見てもらえれば、ずっと鳴かず飛ばずだったトータルリターンのグラフが急上昇しているのがわかりますよね。
今回私が乗り換え先に選んだ投資信託は、「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
私が乗り換えた投資信託の特徴とは
私が乗り換えた「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」についてカンタンに特徴を説明していきます。
- S&Pとは、企業の格付けを行っているスタンダード アンド プアーズの会社名の略
- S&P500とは、スタンダード アンド プアーズ社が選んだ米国株上位500銘柄を時価総額で加重平均計算して出された指数のこと
- Google、Amazonやteslaなどが含まれている
- 500銘柄は定期的に入れ替えが行われている
その結果、この投資信託に投資をすることで、アメリカの主要企業500社に投資をしているのと同じ効果が得られるといわれています。
あまりに人気があるので、少し天邪鬼な私は今まであえて選んでいなかったくらい(笑)。
しかし、米国株の成長性について学んでいくと、この投資信託が資産形成期には最適解の1つだとわかり、自分の変なこだわりを捨てて投資することを決めました。
私が米国株の成長性について参考にしたものの1つに「オックスフォードインカムレター」があります。
中長期で着実に資産を増やしたい人向けの内容です。
メールアドレスを登録するだけで、1日に1通のペースで米国株についてのメルマガを受け取ることができます(私は8/1から3ヶ月間メルマガを受け取っています)。
【実録】オックスフォードインカムレター(Oxford Club)無料メルマガに登録してみた|怪しいのか?怪しくないのか?!
まとめ:楽天ポイント投資で失敗した→売却&再投資で経験値を得たと考えるように

今回は、私がポイント投資先として選んでいた「外国債券インデックスファンド」を売却し、 「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」へと乗り換えた理由についてお伝えしてきました。
私が債券インデックスファンドに投資をしようと思ったのは、自分の資産(ポートフォリオ)の安定を目指したからでした。
しかし、” 株式と債券は逆の値動きをする”といったことを、(少なくとも9ヶ月間では)体感することができず、値上がりも見込めないと判断したため売却しました。
そして、乗り換え先に選んだのは、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)。
乗り換えをすることを最初は「失敗」と思っていましたが、乗り換えてからは「9ヶ月かけたことで得ることができた経験」と考えるようになりました。
ただ、これを読んでいるあなたには9ヶ月もの回り道をしてほしくないと思っています。
ですので、失敗という部分よりは事例の共有ということで捉えてもらえれば、と。


米国株投資について知っておいてほしいこと
先にもお伝えしましたが、米国株投資が盛り上がっていること自体は私も知っていましたし、全世界株式インデックスファンドや先進国株式インデックスファンドに投資していますので、米国の強さについては知っているつもりでした。
が、逆をいうと知っているつもりだったので、それ以上深く知ろうとしていなかったことに気づいたのです。
ひょっとしたら、米国株投資ブームは今現在がピークでもう少ししたら収束するかもしれません。
それでも、GoogleやteslaやAmazonなど、米国株の強さには目を見張るものがあることには変わりがないのも事実。
米国株投資に興味がある、中長期で着実に資産を増やしていきたいと考えている人には、オックスフォードインカムレターがおすすめです。
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