【固定費削減】その医療保険は掛け過ぎかも(家計見直し)

医療保険学

こんにちは、こんばんは、晴れです。

あなたは医療保険に入っていますか。

 

家族ができてから医療保険に加入したという人もいると思います。

保険に入っている人ならば、「家計に対してどのくらいの割合が適正なのか」などと考えたことが一度はあるのではないでしょうか。

 

自分の掛けている金額は適正なのか、掛け過ぎなのか。

実際にがんにかかった私目線で医療保険についてお伝えしていきたいと思います。

 

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結論:多くの人にとって医療保険は必要ないのではないか

これが、がんになり、抗がん剤治療も行った私目線での意見です。

 

「えっ?逆じゃないの」と思われたかもしれません。

もちろん様々な価値観があり考え方があると思いますので、それを否定するものではありません。

 

ただ、私が実際に病気になり治療していった結果、冒頭の「多くの人にとって医療保険は必要ないのでは」という考えにたどりついた、ということだけは理解してもらえればありがたいです。

 

そして、保険といえば「掛け過ぎ」とか「適正」とか「掛けること前提」になっているけれども、そもそも論として「その医療保険自体が必要なのか」ということは皆さんも一度立ち止まって考えてもいいテーマだと本気で考えています。

「2人に1人はがん」はある意味ウソ

私はがんになりましたので、保険のことだけを考えると『結果的によかった』といえるのかもしれません。

 

ただ、周りを見渡してもらうとわかるように、「それほど病気でリタイアしている人はいない」のではないでしょうか。

 

そうです。

世間では「2人に1人はがんになる」とは言われていますが、がんになる時期にまでは触れられていないのです

 

国立がん研究センター「最新がん統計」を見てもらうとよくわかるのですが、統計上、私と同じ世代が「がんで死亡する確率」は限りなくゼロです。

 

「2人に1人は~」は高齢者まで含めての話で、ほとんどが高齢になってからがんに罹患して(病気にかかって)いることがわかります。

 

つまり、「がんだけが心配ならば、高齢者になってから保険に入ればよい」という理屈になります。

 

そうすると「高齢になってから保険に入ろうとすると、保険料が高くなるのでは」ということが頭に浮かぶと思います。

 

また、「(若いうちは)そもそも医療保険自体に加入しなくていいということなのか」という意見もあるかもしれませんが、今回はそこまで極端な話をするつもりはありません。

 

そもそも「保険」とは

人間は、不安を感じやすい生き物だそうです。

 

不安や恐怖という感情は、古来「動物として生き延びるために必要な本能だった」ともいわれています。

現在でも「○○となったらどうしよう」のように、「損をしたくない」「マイナスを避けたい」という潜在的な欲求があるようです。

 

そのような不安を全員が抱えているとものすごく大きなストレスになります。「では、みんなで協力してそのストレスを解消していきましょう」というのが保険です。

 

言い換えるならば、「めったに起きないのだけれど、もし起きたら非常に困る」ということに備えて「みんなが少しずつ手を貸しあおう」というものです。

 

当たり前に感じるような、この「保険」の考え方が実はとても大事なのです。

 

具体的に「保険が必要なケース」とは

先ほどの例でいうと、「めったに起きない」ということは何かというと、『アラフォーなのにがんで死亡する』ということです。

 

しかしながら、もし仮にアラフォー家族持ちの「大黒柱」が家族をおいて亡くなってしまったとなると、残された家族がいきなり収入源を失い路頭に迷います。

 

確かに「めったに起きないケース」かもしれませんが、運悪く起きてしまった場合、非常に困ることになるのがわかると思います。

心の底から、「誰かに助けてほしい」と思う状態ではないでしょうか。

 

これが本来の「保険が必要なケース」になります。

 

ここから導かれる結論とは

気付いた人もいると思いますが、保険が本当に必要なケースとは本来は「非常に限られた世界」の話だったのです。

 

それを「人は不安に対して弱い」という部分を刺激して、少しずつ「日常」に届くところまで保障を広げていった結果が、現行の医療保険の姿なのだと思います。

 

保険の本来の存在意義とは、「入院したら一日いくら」とか「通院治療でも保険が出ます」とかの、よく聞くワードとは関係がない世界にあったのです。

 

「起きやすいこと」に対しては保険は不要

結論をまとめると

  • 「めったに起きないこと」に対しては保険で対応
  • 「それなりに起きること」に対しては貯金で対応

が正しい姿だと思います。

 

つまり、この考え方に則ると「入院や通院治療についての保険」は不要ということになります。

 

ただ、いきなりの話の展開で、まだ納得できない人がいるかもしれませんので、例をあげて確認していきます。

 

自動車を例に考えましょう

例えば、「自動車が必需品であるという世の中」であるとします。そして、その自動車は「大体10年で寿命がきて乗り換えていくことが普通な世の中」だとします。

すると、皆さんならどう行動するようになるでしょうか。

 

恐らくですが「10年目あたり」に向けて、次の自動車の資金を貯め始めようとしているのではないでしょうか。

 

つまり、それは保険で対応するのではなく貯金(積立)で対応する案件だということがわかります。

これが「起きやすいこと」に対しては保険は不要、といった理由になります。

まとめの結論:多くの人にとって医療保険はそこまで必要ではない

この議論は、最終的には「個人の価値観」「個人の方向性」依るところが大きいと思いますので、何かを強制するつもりはありません。

 

しかし、「保険の本来の姿」だけははっきりとしたのではないでしょうか。

そして、私が「多くの医療保険は不要ではないか」という考えに至った理由も。

 

アラフォー家族持ちにとって、本当に必要になるのは「死亡保障」がメインであるといっても過言ではないかもしれません。

 

これだけに絞ると、そもそも保険の掛け金の金額が「掛け過ぎなのか」「適正なのか」で悩むこともなくなり、すっきりするのではないでしょうか。

また、その医療保険料を払うことで失っているものについても知っておいてほしいと思います。

 

少なくとも、そういう目線で一度自身の保険内容を見つめ直してみるのはいかがでしょうか。

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