このページを見ているということは、あなたは突然のGoogleからのメールに焦っている状況ではないでしょうか。
Googleから突然届いたメールに私は驚きました。
そして、焦りました。
なぜなら「メールに書かれている言葉の意味すらわからなかった」からです。
こういう文面を見ると、なにやらマズイ状況であることだけはわかりました。
そして結果的には、たくさんの情報を調べて問題を解消することができました。
今回は、同じ現象が起きて困っている人向けに「原因と解消方法」をお伝えします。
結論:「矛盾」が起こっていることが原因だった
結論からいうと、「矛盾が起こっていることが原因でエラーになっていた」のです。
ですので、その「矛盾」を解消することで問題は解決されました。
ここからは
- 「矛盾」とはどういうことか
- なぜエラーになったのか
- どうやって解決したのか
について、順を追って説明していきます。
解決方法だけを知りたい人はスキップして「どうやって解決したのか」から見てください。
「矛盾」とはどういうことか
まずはじめに「何と何の間で矛盾が生じていたのか」から説明していきます。
これは「sitemap と noindex との間」になります。
ですので、おそらくあなたは「sitemap」を作成していて、かつ「Search Console」に登録している人ではないでしょうか。
私がまさにそうでした。
「全く記憶にありません」ということであれば、別の問題かもしれませんが、根本的な考え方は同じですので参考にしてみてください。
ここから、それぞれの言葉を確認していきます。
(なお、初心者にわかりやすいように意訳してお伝えしていきますので、厳密にいうと若干違う表現も含まれることをあらかじめお伝えしておきます)
sitemapとは
まず、sitemap.xml(XMLサイトマップ)とは何なのかを確認していきます。
サイトマップとは、サイト上のページや動画などのファイルについての情報や、各ファイルの関係を伝えるファイルです。Google などの検索エンジンは、このファイルを読み込んで、より高度なクロールを行います。サイトマップはサイト内のどのファイルが重要かを Google に伝えるだけでなく、重要なファイルについての貴重な情報(ページの最終更新日、ページの変更回数、すべての代替言語ページなど)も提供します。
(引用:Search Console ヘルプ)
簡単にいうと「サイトの地図(設計図)」のことです。
なぜ、サイトマップを作成しているのかというと、サイトの構造をわかりやすくしておくことで、Googleのソフトウェアがクロールしやすく(サイト内で動きやすく)なるからです。
例えば、ショッピングモールには、訪れた人が目的地にたどり着けるように各階の案内地図を設置しています。
それと同じようにsitemapをGoogleに送信することで、Googleがあなたのサイト情報を正確に知ることができるのです。
つまり、sitemapの作成・送信をするということは、Googleに「自分のサイトがどういう構造をしているのかを案内して知らせる」ということなのです。
プラグインだと、「Google XML Sitemap」「All in One SEO Pack」などで作成できます。
noindexとは
一般的には、インデックスとは「書籍などにおいて特定の内容を参照しやすくするために五十音順に並べたり、特定の項目についてまとめたりしたもの」を指します。
そして、Webの用語では、「indexする」とは「Googleにサイトのページ情報を登録すること」を表します。
要は、検索エンジンが情報を素早く引っ張ってくるために、「あらかじめサイトのページ情報を登録しておく」のです。
こうしておくことで、簡単にいうと「Googleでの検索順位的に有利になる」のです。
今回、問題になっているのは、その逆である「noindex」です。
「index」が「サイトのページ情報をGoogleに登録すること」ですので、「noindex」は「Googleに登録しないこと」を表します。
どうしてエラーになったのか
どういう矛盾がありエラーになったのかというと、
- sitemapではそのページが存在している(=Googleにそのページを案内する表示をしている)
- noindex(タグ)が設定されている(=Googleにはそのページを登録しない設定になっている)
のようにそれぞれで逆の設定がされているため、エラーが出ていたのです。
例えるなら、友達(=Google)を「私のマンションの部屋(307号室)に来て」と自分から誘っておいて、友達(=Google)がいざその部屋までたどり着くと「部屋には入ってこないで」と張り紙がされているようなものです。
Googleからすると「どっちが正しいの?」となりますよ。
これがエラーの原因です。
どうやって解決したのか
これは私の場合ですが
- sitemapでは「タグ」を登録する
- WordPressのテーマの方では「タグ」をnoindex(登録しない)
となっていたことが原因でした。
◆sitemap(All in One SEO Pack)の設定
「カテゴリー」と「タグ」にチェックが入っている状態
◆テーマ(Cocoon)の設定
「タグページをnoindexとする」にチェックが入っている状態
結論として、この「タグページをnoindexとする」のチェックを外して作業は完了しました。
原因や理屈さえわかってしまえば、全く大したことではなく即対応完了できるレベルでした。
冷静に「Search Console」の「カバレッジ」の表示を見ても「エラー」にはカウントされていますが、その隣の(警告あり)などにはカウントされていないのです。
個別にどの項目が問題なのかは「カバレッジ」のグラフの下に一覧が出ていますので、そこで確認できます。
矛盾を解消した後は「インデックス登録をリクエスト」することができます。
Googleのクローラーがサイトを再び訪れるまで少し時間がかかるからです(私の場合、解消されるまで1週間かかりました)。
テスト完了後「リクエスト済み」となります。
しばらくすると表示が変わります。
数日後、Search Consoleからメールが届きました。
Googleのクローラーがサイトを再び訪れるまで少し時間がかかります(私の場合、解消されるまで1週間かかりました)。
Googleが「矛盾が解消されていること」を確認して「完了メール」が届きました。
Serach Console の「カバレッジ」のページでも完了していることが確認できます。
まとめ:「矛盾」を解消して完了
いかがだったでしょうか。
結局は、「どの項目をindexするか(noindexするか)」は問題ではなく、「矛盾しているかどうか」が問題だったのです。
そして、今回のエラーの根本的な原因は、よく内容を確認しないまま「誰かさんのお勧め設定に変更したこと」でした。
私の場合は原因がわかるまで、ブログ作成が手につかないほど慌てました。
これからは「それぞれの項目が何を意味しているのか」は最低でも確認してから変更しようと思います。
また、メモ帳にでも、自分の「変更履歴」をつけておくことをお勧めします。
もし何かあったときにも振り返りができるようになるため原因究明がしやすくなります。
今回の記事が、私と同じように困っている誰かのお役に立っていれば嬉しいです。