【人間が持ってくる情報に注意!】割高家計にならないために

家計学

今私たちの周りはさまざまな情報であふれています。

スマホさえあれば、どこにいても世界の情報を手に入れることができる時代です。

 

逆に、情報の方からこちらにやってくることもあります。

それがネット広告などです。

 

ネット広告は、AIがユーザーの検索情報などから判断し、ユーザーに合わせた広告を出してきます。

まさに「かゆい所に手が届く」状態で、私自身もお得情報を知ることができて助かったこともあります。

つまり、ネット広告は「情報の方からやってきている」ようでありながら、その情報は「自分で引き寄せている」という一面もあるのです。

 

ただ、これが「人間が持ってくる情報」であれば注意が必要かもしれません。

「人間がわざわざあなたのもとに持ってきている」という段階で、あなたにとっては損をする情報かもしれないのです。

 

「気をつけておいた方がよい情報の種類を知っておく」ことで、

  • 損をすること
  • 詐欺にあうこと

を回避することが可能になります。

 

今回は「人間が持ってくる情報は要注意かもしれない」ということを確認していきます。

 

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結論:人間がわざわざ持ってくる情報にはご用心!

結論からいうと「人間があなたのためにわざわざ持ってくる情報には気をつけた方がよい」ということになります。

 

そもそも、良い情報というものは「自然と広がっていく」ものです。

 

「格安SIMの契約に変えること」でスマホを安く持てる。

もはや、これは誰もが知っているような情報です。

 

ただ、それを個別に見た場合はどうでしょうか。

3大キャリア(ドコモ、ソフトバンク、au)や、サブブランドなど大手のCMや広告はよく見ます。

 

しかし、それ以外の格安SIMのCMや広告はほぼ見ないはずです。

特にTVのCMなどでは見かけることはほぼありません。

 

ユーザーにとっては、よりメリットがありそうな格安SIMなのにTVCMでは見ない。

 

また、ショッピングモールのイベントなどをやっているのも、ほぼ3大キャリアかサブブランドであるはずです。

 

ユーザーにとっては、お得な格安SIMのはずなのにイベントなどをやっていない。

 

これらはなぜなのでしょうか。

 

この部分を考えていくことで、「人間が持ってくる情報は要注意」である理由がわかってきます。

「儲けの仕組み」から考える

ユーザーにメリットがありそうな情報なのにCMやイベントで見ないのは、簡単にいうと「お金がかかるから」です。

 

「儲けの仕組み」は以下で表されます。

価格=原価(総費用)+儲け

 

低い価格でユーザーに提供するためには、

  • 原価を下げる
  • 儲けを減らす

しかありません。

 

儲けを減らしていくのには限界があります。

なぜなら、企業はボランティアではありませんので、儲けがないとその先の活動を継続できなくなるからです。

 

しかも、儲けは「価格と原価の差」で決まるので、受け身で決まることがほとんどです。

 

となれば、企業の方針は「原価を下げていく」の一択になっていくのがわかります。

 

人間がかかわる=割高になる

ご存じかもしれませんが、総費用の中で大きい割合を占めるのが「人件費」といわれています。

人間がかかわるということは、「総費用が上がる」ことを意味します。

 

価格=原価(総費用)+儲け
  1. 人件費が上がる
  2. 総費用が上がる
  3. 原価が上がる
  4. 価格が上がる

となるのです。

 

つまり、「人がかかわればかかわるほど『割高』になっていく」ということです。

割高で買わない(損をしない)ために

割高で買わない(損をしない)ためには、以下の2つのことを確認していくとよいです。

(これは詐欺にあわないためにも大事なことです)

 

  1. 相手の方から持ってきた情報ではないか
  2. 一度自分で調べる・比較する・考える

 

相手の方から持ってた情報ではないか

わざわざ人間が持ってくる話は「そもそも割高である」ことが多いです。

 

まず、人間がかかわっている段階で「人件費」がかかっています。

また、そのままだと売れないから人がわざわざ持ってきているという場合もあります。

 

もちろん、「割高だ」と認識して買う分には問題はありません。

ただ、その「割高部分」を「○○に対して支払っているという認識が持てる」ケースのみですが。

 

例えば、

  • 自分で考えることが面倒だ→代わりに考えてもらうことに対してお金を支払う
  • 自分で管理するのが大変だ→代わりに管理してもらうことに対してお金支払う

など、「これに対してお金を支払っているから割高なんだ」と納得できるのであれば問題はありません

 

逆にそれが見いだせなければ、単に「割高」であることになります。

 

また、まだ知られていない商品や情報を伝えるために人を使う場合もありますので、「人がかかわるものはすべてが割高でダメだ」というつもりはありません。

 

そのあたりを区別できるようになるためにも、「自分の頭を使う」ことが最終的には大事になります。

 

一度自分で調べる・比較する・考える

自分の頭を使うときのポイントは

  • 調べる
  • 比較する
  • 考える

です。

 

①まずは「調べる」

冒頭の話ではないですが、スマホがあれば様々な情報を手に入れることができます。

 

情報を持ってきた相手の言うことだけを信じて、すべて鵜呑みにすることは危険です。

合理的な判断をするためには、思考停止状態は避けなければなりません。

 

②次に「比較する」

おそらくは、勧められる情報(商品)と同様のものは存在するはずです。

であれば、その他の情報と比較していくことで「相場感」がわかってきます。

 

この時点で、

  • 適正価格かどうかわかる
  • 詐欺かどうかわかる

ので、騙される可能性を下げることができます。

 

③最後は「考える」

①、②とつながってきますが、「総合的に考える」ことが大事です。

 

むしろ「考えられない」という冷静さを欠いた状況で判断をすることだけは避けなければなりません。

 

逆に、①~③ができている、と思ったときに合理的判断ができると思われます。

 

まとめ

今回は、損をしない(割高で買わされない、騙されない)ための方法を確認してきました。

 

「人間がわざわざ情報を持ってくる」という時点で多少は「慎重になってものごとを見る」くらいでちょうどいいかもしれません。

 

この情報を持ってくる人間は身内である場合もあるかもしれません。

悪気すらない場合も多々あります。

 

しかし、そのあたりは合理的に判断していかなければ、お金がいくらあっても足りません。

 

特に「騙された」ということに気づいてからでは遅いのです。

 

誰かの「お金で後悔しない人生」のお役に立てていれば幸いです。

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